梅毒の症状と検診・検査ガイド


梅毒とは

 梅毒はトレパノーマ・パリズムという病原体によって引き起こされます。 セックスで感染するだけではなく、母体が梅毒 に感染していれば、胎盤を通じて胎児にも感染します。 感染力もかなり強く、古くからある病気で、放置しておくと子孫 にも深刻な影響を及ぼします。


 梅毒は病気の進行によってT期からW期までのステージに分類されます。

 T期の症状は、2週間から3週間の潜伏期が過ぎた後に現れます。 女性の場合は外陰部に、男性の場合はペニス に大豆ぐらいの大きさの硬い痛みのないしこりができます。 感染後6週間たつと、鼠径リンパ節が無痛性に腫れます。  やがてしこりはくずれて硬性下疳(こうせいげかん)と呼ばれる痛みのない潰瘍になります。 オーラルセックスによるもの では、病巣が数個のものや、口唇など陰部外下疳といわれるものもあります。 しかし、それも間もなく消えて、病気だけ が潜伏していきます。

 U期は感染から9週、長ければ3年くらいの間に症状が現われます。  リンパ節の腫れ、発熱、頭痛、倦怠感などの 症状に加えて、全身に梅毒特有の赤い皮疹(バラ疹)が現われます。 かゆみのないのが梅毒の特徴です。 しばらく すると皮疹は消えますが、その後、何度か再発と消滅を繰り返します。 そして最後には、陰部、口、乳房など特定の 場所だけに皮疹が現われるようになります。 肛門や女性の外陰の丘疹が柔らかく白くなり、ビランをつくったところには、 トレパノーマが増殖しています。

 V期は感染から3年を経過した頃から始まります。 ゴム腫と呼ばれるしこりができます。

 W期は感染から10年が過ぎた頃からの時期です。 このステージになると内臓、心臓血管系、骨、中枢神経なども 侵されます。 脳がおかされ認知症の症状が現われたり、大血管がおかされ大動脈瘤ができたりします。

梅毒の検査方法と治療

 検査の方法は血液検査ですが、感染から4〜5週間が過ぎなければ、陽性反応はでません。
 HIV感染者が梅毒に感染すると、潜伏期が短くなり、T期からV期まで数ヶ月で進行します。 また、重篤化し、 速やかに進んで神経梅毒となります。 また、エイズ感染者は梅毒にかかっていても、梅毒反応が陰性と出ることが 多いのです。

 治療方法としては、ペニシリンなどの抗生物質が使われます。 梅毒は早期に発見すれば簡単に治せますが、進行 すると治療にも手間取るようになります。

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